U-FORUM MUSEUM
宇フォーラム美術館
スケジュール
展覧会情報
概要
平松 輝子
二紀 和太留
坂田 一男
ご連絡先・交通案内
■ 宇フォーラム・KV21 第33回展
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場所:
期日:
入館料:
宇フォーラム・KV21 国立市東4-21-10
2005/9/17(土)〜10/9(日)木・金・土・日のみ開館 PM1:00〜5:00
\500円 会員無料
作品紹介

なかはらみほこ

平松輝子

二紀和太留

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作者プロフィール
■ なかはらみほこ
テーマ「河原の石シリーズ」
石と私
小石を拾い上げて、壁面に置いたらどう見えるだろうと思いついてから9年が経つ。今回はその始めの頃から、最近までの作品の展示である。石が焼きつくように暑い日も、川の水で石を洗うと手がかじかんでくるような寒い日も、穏やかでさわやかな日も、近くの河原に行って、夢中になって石を拾うことが、今日まで日課のように続いている。「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。」は、よく心の中で呟くことばだが、石と水のあり方も同じではない。河原の石の風景は日々異なるし、大雨の後、大濁流に押し流されて石が立ったり、斜めに重なり合ったりしている様子は、はらはらするほど新鮮であったりする。  初めの頃の私は、拾ってきた石を機械で切断し、ひとつひとつ隙間なく石を並べることで、狂気になりそうな自分の気持ちを治めていた。ようやくこの頃になって、石のありようを生かして作品を作るにはどうしたらよいかと考えるようになってきた。石を投げ落としたり、ばらまいてみたりして、まったく石に委ねることもなく、石と私が押したり引いたりしながら、新たな出会いを求めて。  なかはらみほこ 2005年9月18日

[略歴]
1951 岡山県生まれ
1973 東京女子大学文理学部哲学科卒業
1993‐1996 多摩秀作美術展出品
1994‐1996 グループ展 抽象絵画六人会展
          アートスペースコア(下高井戸)
1998 個展 OギャラリーUP・S
2000 個展 OギャラリーUP・S
2001 個展 OギャラリーUP・S
2002 個展 OギャラリーUP・S
     個展 <Der Ausdruck des Seins> 存在の表出
     −10年の歩み−
     府中市美術館市民ギャラリー
2003 個展 Oギャラリー
     個展 ギャラリードードー(府中市)                 
     個展 ピアモンテ12 スタジオ(マドリード)
     すどう美術館 後援
2005 個展 かねこ・あーと ギャラリー
     個展 ギャラリー テムズ
     国際アートシンポジウム SIANOJA (スペイン)
     収蔵 100 Artists for a Museum(イタリア)
     キャソリア国際現代アート美術館実現のためのプロジェクト

■ 平松輝子
テーマ「石と水」
『なかはら展の「石」の雰囲気に合わせて「石と水」のテーマにした。美術館を作る直前1997年頃の最晩年の作品。老年になると大作はかけないので小品をかいた。
水は墨でかくと天性を発揮して、千変万化、無限の表現力をもっていることが分かり、非常に楽しかった。
石は水を引きたてるためのもので、月でも石でもかまわない。見る人が好きなように見ればよい。

[経歴] 一部
1921 東京生まれ
1949−56 坂田一男(レジェの助手)に師事、A・G・O同人
1954・63・64 個展、タケミヤ画廊・サトウ画廊・日本橋画廊
1965・66 ニューヨーク個展 AMサックスギャラリー(ニューヨーク)
     ロスアンゼルス個展 ギャラリー66(ロスアンゼルス)
1967 国際青年美術家展、受賞(池袋西武)
1968 現代日本美術展(スタンフォード美術館・グリニッチ美術館)
1971 2人展《大自然と人間》ピナール画廊(東京)
1972−82 ドイツ クレフェルド  
1974 国際現代美術見本市(デュッセルドルフ)
     デュッセルドルフ美術館NRW州展(デュッセルドルフ)
1975 個展、カイザーウィルヘルム美術館(クレフェルド)
     個展、ケルン日本文化会館(ケルン)
1977 個展、コンスタンツ美術館(コンスタンツ)
1978 個展、ハイデルベルグ美術館(ハイデルベルグ)
1979 個展、日本大使館後援、西ドイツ政府主催庭園ショー、(ボン)
1980 個展 日本総領事館後援 ミュンヘン民族博物館(ミュンヘン)
1983 個展、ウェアハウスギャラリー・ギャラリー上田(東京)
1987 個展、デュッセルドルフ州立美術館(デュッセルドルフ)
1987・88・89 墨展(現代中国芸術センター、大阪) 
1995 個展、ハイデルベルグ美術館(ハイデルベルグ)
1999 東京国立市に宇フォーラムKV21美術館創立
     若い美術家の支援のため企画展を開催

■ 二紀和太留
テーマ「慈光天満」
作品の説明
「荘厳」1990年 393×259 天の光マンダラ。彼は戦友を天に昇華させ、心から世界平和を祈っていた。この天の光マンダラはこれから世界中の戦死者のマンダラとして大きな光を放つだろうと思っている。
「絆」1991年 182×182 人間の絆はお互いに強くしっかりして、結ばれていることを感じる。この作品を見て涙している女性がいた。
「微光」1984年 106×182 微光の通り、光があたたかでやわらかい。

[経歴]一部
1921  熊本県荒尾市生まれ
1942〜45 熊本師範学校(熊本大学)卒。海軍に入隊。
1945〜51 熊本県展、独立美術協会奨励賞、K氏賞
        熊日新聞社賞、大牟田美術展くろだいや賞、武蔵野美術大学中退
1952〜56 坂田一男師事。第2〜4回A・G・O展参加
1962〜63 個展 村松画廊、新宿第一画廊(東京)
1966〜70 渡米 第25回ナショナル美術展・ジャージーシティミュージアム入賞
        個展 カプリコーンギャラリー・スタジオ90、
         ビューイング・ホイットニーミュージアム オブアメリカンアート
         (ニューヨーク)
        アートフェスティバル、コンテンポラリーアジアンアーチスト展、
        アートレンディング・ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)、
1972〜73 ピナールギャラリー(東京)、スタジオ10(ニューヨーク)
        個展 ケルナークンストキャビネット(ケルン)
        コンテンポラリードイツアート(クレフェルド)
        個展 ギャラリーナーグル(ウィーン)
        個展 日本文化センター(ケルン)、
        インターナショナルコンテンポラリーアート展(デュッセルドルフ)
1975〜76 NWF州立ウィンター展(デュッセルドルフ美術館)
        個展 ジャパンクラブ(デュッセルドルフ)
        個展 紀伊国屋ギャラリー(東京)
        個展 アートサロン三番館(東京)
        ジャパンナウ(サンフランシスコ)、東京都立美術館、
1977〜79 個展 多摩信ギャラリー(東京)、個展 神奈川県立ギャラリー(横浜)
        個展 姫路ギャラリー(東京)、 個展 熊日ギャラリー(熊本)
        個展 アルゲンチュームギャラリー(クレフェルド)
1980〜81 個展 長崎県立美術館(長崎)、個展 荒尾市社会教育総合センター(熊本)
        個展 独日交流ソサエティー(デュッセルドルフ)
1983    個展 紀伊国屋ギャラリー、個展 ギャラリー岳(東京)
1985〜86 ギャラリープラン(西独)、埼玉県立近代美術館(埼玉)、
        個展 青梅市立美術館(東京)
1991    個展 ストライプハウス美術館(東京)
1997    死去
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